2013年2月13日水曜日

サシミで人魚の巻


「陰陽師」*の冒頭に人魚を食べるシーンが出て来る。どうやら見ると料理はされていず、刺身のようだ。後ろには上半身を白布で覆われた大きな背びれを持つ魚が見える。

ベルリンでたくさんのヘンなモノが集まった展覧会を見た。
"WONDERUL Humboldt, Krokodil & Polke"
Die Olbricht Collection

剥製などもたくさん展示されていて、特に鳥の剥製たちは様子がよく部屋にあったらどんなにイイかと思いめぐらせてしまった…
いわゆる気持ち悪いもの~ 気味の悪いモノ~ 不思議なモノ~ (作品とかでね)がみごとにいろいろ集められていました。

日本からの登場は江戸時代に制作された人魚のミイラ。大きめのサバくらいの下半身に小さく細工された爪のある両手と歯をもつ口、頭と続く。這いつくばった姿勢で突き出た背びれを持つ。

人魚といえば〜かの有名な「人魚姫」が浮かぶ。ヌルっとした下半身。
日本人が考える人魚は、背びれを持っていつも食べてるくらいのリアルな大きさ。魚を食べてるからね~あんな酢漬けの鰊みたいな人魚想像しないんだよなぁ。

ところで、不老不死になっても今じゃ…ねぇ

* 映画「陰陽師」2001年 監督滝田洋二郎 原作夢枕獏 主演野村萬斎