2011年7月20日水曜日

行きあたりばったり通信 プロの巻き

最近立て続けにもう歳を取り過ぎているとう言葉を聞きました。

私にそれを言うなよぉ

最初に意識したのは40歳の人の言葉。もちろん若かないよ。
ビザを取って異国に行くには…という話でした。

次はこれはかなり深刻。子供が欲しい…う~ん、なんと言ったものか。

そして学生さんまでが、言いました。だってたった2年で答えをだしたの?私は返してしまったけど、今この状態なら本当のプロにはなれないと真剣に考えて本人なりに答えを出したそうです。

私は日本でニワカに“プロ”になる人を沢山見て来ました。ドイツはもっと壁が厚いのかなぁ。

いつもみんなたくさん話して、ちょっと行動、と言ってたけど…それには理由があるもんです。

常日頃日本はプロ社会じゃないと思っていたけど、ここは本当のプロ社会があるのかもしれません。だからこそプロに対する尊敬があるのかもしれない。

私が日本にいると“ゴミ”みたいな気がすると言ったら、言葉にするとほんとうにそうなってしまうから言うのは止めな、と友人が忠告してくれました。
自分の事、人から尊敬されるような人物か?と聞かれたとき、私はドキッとしました。それ以来その言葉は心に残って、時々バカみたいに意地を張ってしまう。で、結局いまに至る…で、どうよ〜

行きあたりばったり通信 ナデシコスゴしの巻

情報通ではないもので、ドイツでワールドカップをやっているのも知りませんでした。

友人が今度の土曜はドイツ対日本戦だと教えてくれました。そうかぁ~知らなかった。ということでその日はずいぶん疲れていて(ただの呑み過ぎです)ずいぶん止めようかとも思ったけど近所のカフェに観戦へ。テレビが無いもので。

始めて入ったそのカフェは…ずいぶん静かで、ちょっと年齢層高いかな?って感じの客層。とりあえず席に座って、もう始まっていた試合に集中。

ドイツチームはもちろん優勝候補一番手。勝利を確信してのうのうとしているドイツ人に混じって、一人の日本人…
日本チームが一点入れた後、ドイツのシュートが外れる度にだんだん大騒ぎになって、ほぼ“チクショー”状態に。

で、勝ったじゃん!

気を良くした私は次のスウェーデン戦も見る気満々。今度はもう少しにぎやかな場所にしようと、友人と一緒に別のカフェへ。いつもならサッカーのある日は満員で、席なんて無いのにガラガラ。しかも他のお客さんはカフェに来てた。ここでもただ一人の日本人。

カフェに入ってまず、試合が見られる事を確認。真っ正面の席に座りヨウヨウと。

で、勝ったじゃん!

もう、こうなったら次も行くかぁ~!
という訳で、今度はわざわざ電車に乗ってSchanzeまで行き、日本人の友人と観戦。知らなかったけど彼女はかなり詳しくて、しかも日本の勝利を確信して、ちと怖いくらいだった。

私はサッカーの事は分からないので、いろいろ教えてもらいながら、へぇ~とか言ってビール、彼女はハンバガー。アメリカを食ってやるってことか?

で、勝ったじゃん!っていうか優勝だよ、ワールドカップ、優勝だよ!!!

チビの日本人二人で大騒ぎ!やったぁ~!!!

次の日は私はもう話す気満々。
ドイツが負けて以来全く興味を失っているドイツ人相手に、あのね日本がねぇ~と、どんなに嫌がられようと話つづけました。
試合は見なかった(忘れていて)けど、テレビのハイライトで見たから、とかいっても容赦なしに、それでねぇ~

だいたいドイツが負けた瞬間から、興味ゼロ。スウェーデン戦にいたっては、“どっちが勝ったの?”ときた。

ドイツ戦に勝った翌日、道を歩いていると“1対0!”って声を掛けられました。うれしくてアリガトー!と大きく返しました。みんなきっと日本は優勝するよ、くらい言ってくれました。

サッカー観戦した全てのところで日本人は他に居ないのに…おめでとうくらい言えっ…そこのドイツ人!

2011年7月1日金曜日

行きあたりばったり通信 栖の巻き

人のお宅を訪ねるといつも、すごくイイと思います。でも、空っぽの部屋を見てイイと思った事はないです。

近所のお宅を訪ねました。この通りなら知っている。でも上から見ると違うんだなぁ。
そこが、チビの私がビックリするくらい天井が低かった。住人が背の高い人でなんだか小人の家に住んでるみたいでした。白雪姫と七人の小人?

お願い事があって急に訪ねたので、始めは迷惑そうだったけど結局日本茶まで出してくれました。最初怖かったけどいい人なんだな。

天井のランプシェードも本棚の絵もお手製でなんだか丁寧な暮らしぶりを感じたのでした。

そして更に近くのお宅を訪ねました。近くとは知っていたけどこんな近いんだぁ!
小さい屋根裏部屋のようで、天井が途中から斜めになってる。その突き当たりの窓からは知らなかった、こんなに木がいっぱい。

大きくないのに、暮らしている様子がすごーく、すごーくヨカッタ。部屋の中のどれもこれもが大切にされている感じした。

ご馳走になった和食もおいしかった!
私は赤毛のアンを思い出していました。

人が来る前に“驚かないでね”っていつも言います。本当にいつもより散らかってる時に限って人って来るもので。私は笑っちゃうけど、きっとお腹ん中で驚いているよ。絵をちょうど渡した後とか、作品もないしただ散らかってるだけ。これは自分目線なので人から見たら同じかも…

きっとそうだなぁ。