2011年12月22日木曜日

クリスマスマーケット再びの巻

私の町のクリスマスマーケットは、なんだか古い遊園地みたいな感じがイイんですよ。
きれいなテントじゃなくて、トラディショナルスタイル。季節ものなんだからこの時期だけバッタものを楽しむ感じ。縁日に似てる。

それでもやっぱり私の廻りの友人は好きじゃないんだなぁ。一回は付き合ってくれるけど…もういいでしょ~って。つまんないでやんの。まったく意味のないものを楽しむって心意気がないのかっ!?ナイです。

グリューワイン(ドイツ人が書くとギューワイン…とか、違うと思うけどさ)を呑みながら寒いけど少し楽しい。なんなんだろう、この無意味な感じの楽しさは。

日本では春に出回る芽キャベツ。こちらでは冬の季節ものです。これがどうも人気がない。体にいいです…大丈夫です…って嫌いなんじゃん。

嫌いな食べ物は、子供の頃からザワークラウトという。それは日本で漬け物が嫌いなくらいの感じがする。定番なが嫌いな人ってやっぱりいるんだなぁ~

私は、何が嫌いだろう…ドイツの殆どの食べ物は好きだけど、私はあの無駄に大きいケーキがどうもすきになれない。

でさぁ~クリスマスマーケット、お店の名前はダジャレだよ。ドイツ人気取った顔してじつはかなりのダジャレ好きと見た。

去年は熊を食べる話をしたね、熊食いはかなりのインパクト、健在。



2011年11月25日金曜日

漢字熊の巻

フリーマーケットを楽しんだら、本業で稼げと言われた…

手伝ってくれた友人に“ナンでも持っていってイイよ!”と言って彼らが選んだモノは…
小さな土鈴
エジプトの壁画のカード
派手な柄のお札入れ
小さなオカリナもどき(これを上手く吹くんだぁ、ビックリ)
魚の柄ののれん
熊のぬいぐるみ

…!ぬいぐるみ?!
欲しいの、これっ!?

長い事ラップされたままのぬいぐるみは取り出すとフワフワだぁ。
今は机の上で漢字の勉強の応援してるんだって。

名前もついてる。かわいがられて良かったね、熊くん~
でも意外だ(やっぱり言っちゃた…)。

2011年11月20日日曜日

私のフリーマーケットの巻

どこに行ってもフリマ好き。

友人から連絡が来て沢山のものが出ると言う。出る?

フリーマーケットでちょっといらないモノを売りたい~
一人でやる程のものはナイのでなんとか人に寄生してやりたかったけど…結局、一人で立ちましたよっ!

そう、モノが出たので。それはなんだか少し寂しくなる出来事でした。
ドイツに何十年も住んだ日本女性が日本へ戻ると言うので、大量の荷物を処分したいという申し出でした。

年をとると自分の暮らしさえ自分で決める事ができなくなるんだなぁ…
好きにさせてくれよ~

知りませんでした、フリーマーケットの所場代かなり高いのね。それで儲けがでるものか?1つ1ユーロで売ったとして50個売ったって50ユーロ…!そう言ったら、じゃぁ2ユーロで売ればいいじゃん~って、売れるかなぁ

もう冬だから手伝ったあげなーい、から手伝ってくれるといいながら前日にダメって言うヤツまで…

一人で荷物を広げるとすぐに人が集まって来て、とにかくスゴい勢いで、まだ開けていない段ボールからモノまで出してくれてます~、っえ!

みんなすごく値切るしいつまでもいるし…1人ではホント“心細い”のを笑顔に隠し通す1時間。しかも所場の管理人も来るし…

ようやく1時間だけなら居てもイイよとという友人が到着して、それがどんだけ違うものか…これだ、これだね

すでに暮れが早いドイツ、後片付けの後迎えが来てくれるまでの寒ーい時間ドイツ人にホカロン使用。魔法ダゼッ!
どんどん暑くなる~!ナニが入ってるのぉ!とマジで怖がってました。笑うゼッ

売り上げ50ユーロとチョイ、ドイツ人なら絶対やらない一日仕事でした。

2011年10月12日水曜日

甘いものは苦手の巻

ビール大好きの私は甘いものはあんまり食べないんです。
みんなが食事の後にデザート食べていても、そのままビールを呑んでいるのがいつも。

ドイツの甘いものはなんだか無駄に大きくて、味も見た目と違う事が多いのでさらに食べる事もないのですが。

なんだか美味しいものは私を呼ぶんですよ~

まず、近くのカフェで見たチーズケーキ。
これはイケルに違いなく、私に語りかけます。

そして今日、ナンとおいしいプリン発見!

ピザ屋さんなんだけど。
となりのカップルが食べてる姿を見ると、やっぱり私に語りかけてくるわけですよ。

こりゃ絶対当たりに違いない。

で、一緒にいる友達に“あれ、知ってる?”と聞くと、全く知らないっていうから、プリンて言うんだよ、日本だけだけどね。プリンだよっ。とにかく挑戦しよう~と提案。甘いものが好きな友人は取りあえず承諾。まぁあんまり不信な顔をしているから一つをシェアーしました。

これが絶品!当たりだぜっ!

見た目はね…スが出来ていてあんまり、なんだけど濃厚なミルクと卵の正直な味です。カラメルの味もちょうどいい。

私はこの美味しいもの情報をみんなに出し、喜ばれてはいるんだけど…

なんで甘いもの食べないアンタが知ってるのよ?疑惑の目が刺さってくる~
どうしてぇ~

2011年10月10日月曜日

ドイツバーン (DB) 物語、その後の巻

中身の4倍はあろうかという郵便を受け取りました。着払い20ユーロ、高くねぇ~

早朝の電車に乗り込んで数々の苦難を乗り越えたどり着いた私に、じつは更なる試練があったのです。

電車が急に止まった駅にはホームには救急の人の姿もあった。で、その前の日にも同じ駅で人身事故があったって…自殺の名所か?

その“名所”から各駅電車に乗って、急行に乗り換えて目的地には行けるらしい、よ。そりゃ行けるだろうさ…で、座ってほっとしたら…!!!
忘れ物したっぁ!

止まった電車に袋を忘れた。

それは慌てて着替えをいれた袋でした。ズボンに運動靴。安もんだよ、だけど、惜しい気がする。

戻ってから友だちが一緒に駅で聞いてくれて“忘れ物センター”みたいなところへメールを入れました。

それでね、受け取ったのが、最初の段ボールさ。
無駄にデカイし、高いよっぉ~

でね、私はなんでそんな早い電車にしたかというと、それは!DBが信用ならないからだよっ。だからさ、1時間以上前に着く電車にしたのね。で、結局ぎりぎりの電車で駅に着いたとさ。

2011年10月1日土曜日

二度目のモスクワの巻_2


ご存知マトーリョシカいろいろ

二度目のモスクワの巻

この方向音痴が道を覚えていました。ホテルのある10月通り。こっちが画廊であっちがアートフェアーの会場だぁ。
こっちにお土産屋さんがいっぱいあった通りがあったっけ。

着いた日にロシア料理を食べに連れて行ってもらいました。遠いって聞いてたけど、タクシーの走る事、走る事~ 一人で乗ってたら拉致されたかと思う程です(もちろんされません。だってメリットないです)。

着いたレストランは年期の入ったディズニーランドみたいな感じで、入るなり予約はあるのかさんざん聞かれ、もしかしてここまで来て…と思いきや、ここは日本じゃナイからそんな事ありません。

案内された部屋には私達だけで、広いバルコニーからは遠くモスクワの街が見えました。少しもやっている先にビルが見える。きれいだぁ~!

いかにもロシア料理ってのを食べたいので、メニューと格闘。見つけた“レッドキャビア”?ナンだこれ?挑戦あるのみ。

やって来たものはすごーく馴染みのあるものでした…

お食事はどれも美味しくて、すっかりご機嫌になりました。
これ以降はホテル前のアジアンカフェの常連になったけど。

去年お会いした人々にも再会。なんだか“また来るね”って言ったその言葉がポワンと私の廻りに浮いてる感じでした。

でもね、ちゃんと頂いたお礼もできなかったカフェには行きました。ちゃんと。で、めちゃ高かった…っす。


移動図書館バスです

2011年9月30日金曜日

私の長い一日 with DBの巻

その日…
時々動く目覚ましは、鳴らなかった
いつもより大きめのコーヒーは荷物の直撃を受けて、ぶちまけられ
私のジャケットにびっしゃり
早朝飛び乗った電車は途中で止まり
アナウンスはドイツ語のみで
乗り換えたローカル電車にはテンションの高い子供たち
次の電車には超~テンションの高い青少年
1時間以上遅れて着いた駅で
乗ったタクシーの運転手は私を探している日本人だと言い張り中国人を乗せ
間に合った結婚式からお宅への車には旧式のナビで道は見つからず
大きさは4歳の2歳児はつばを飛ばしつづけ
食べ終えていないお肉は持って行かれ
泊めていただいたお宅で2段ベットの下から“それは中国人”と寝言が聴こえるし
セットした携帯の目覚ましは、電池切れで鳴らず…って振り出しに戻ってる~

これは私に起きた本当の出来事です。

2011年9月19日月曜日

行きあたりばったり通信 ドイツの色の巻き

ハンブルグに来てから夕日はピンクを帯びた色になりました。
きれいなピンクと水色の空が、絵に描いたような色。

今日エルベ川沿いに新築中のコンサートホールへ行きました。
思いもよらず(っていうか計画通りに建つって本当に思ってたのかなぁ…)建築が長引いた為にオファーしていた音楽家の人達が浮いてしまって、そこで野外コンサート。

すでに秋の気配に加えて風が強くて。

近くで伝統的なドイツの紅茶をいただいて、マカロンなんかも~

その後外を歩くと、晴れて来た空に夕日が落ちそう。
新しいビルやレンガの倉庫を照らしてゆっくり動く夕日は、ハンブルグで見る始めてのオレンジ色。

これって夕焼け小焼けの色ね。

2011年9月18日日曜日

行きあたりばったり通信 ドルトムントの巻き

Dortmundへ行きました。
駅前から見える大きなU。マクドナルドもビックリのアイコン。
前進はビール工場だったとか。今は美術館です。

ちょうど「日本メディア美術際」(Japan Media Arts Festival)のオープニングでした。アキバ系のニイちゃんと、それ系のアイドルの子がたくさんいて、ビックリ!

他の展覧会であった人達も、今日は日本のコンサート(?)に行くとウキウキ。
私はその昔、ビール生産の中心だったと言うこの地の、ビール呑みたーい!呑みます〜

次の日駅に行くと、4,5人の日本の青年に出くわしました。彼らの電車が遅れていて、訳が分からずお困りの様子。

電光掲示板には45分遅れると出てるけど…ドイツェバーン(DB)信用ならないからなぁ。

みると沢山の大きな荷物で、アキバ系?
でも香川選手の応援だって。そうか、ドルトムントのサッカーチームには日本人選手がいたんだ。きっと1泊3日くらいなんだろうなぁ。

ドイツ人の友達に彼らの話をしたら、みんな“信じられなーいぃ”って反応でした。
で、勝ったかどうかは聞きそびれちゃった。


Dortmund U -Zentrum für Kunst und Kreativtät
www.dortmunder-u.de

2011年7月20日水曜日

行きあたりばったり通信 プロの巻き

最近立て続けにもう歳を取り過ぎているとう言葉を聞きました。

私にそれを言うなよぉ

最初に意識したのは40歳の人の言葉。もちろん若かないよ。
ビザを取って異国に行くには…という話でした。

次はこれはかなり深刻。子供が欲しい…う~ん、なんと言ったものか。

そして学生さんまでが、言いました。だってたった2年で答えをだしたの?私は返してしまったけど、今この状態なら本当のプロにはなれないと真剣に考えて本人なりに答えを出したそうです。

私は日本でニワカに“プロ”になる人を沢山見て来ました。ドイツはもっと壁が厚いのかなぁ。

いつもみんなたくさん話して、ちょっと行動、と言ってたけど…それには理由があるもんです。

常日頃日本はプロ社会じゃないと思っていたけど、ここは本当のプロ社会があるのかもしれません。だからこそプロに対する尊敬があるのかもしれない。

私が日本にいると“ゴミ”みたいな気がすると言ったら、言葉にするとほんとうにそうなってしまうから言うのは止めな、と友人が忠告してくれました。
自分の事、人から尊敬されるような人物か?と聞かれたとき、私はドキッとしました。それ以来その言葉は心に残って、時々バカみたいに意地を張ってしまう。で、結局いまに至る…で、どうよ〜

行きあたりばったり通信 ナデシコスゴしの巻

情報通ではないもので、ドイツでワールドカップをやっているのも知りませんでした。

友人が今度の土曜はドイツ対日本戦だと教えてくれました。そうかぁ~知らなかった。ということでその日はずいぶん疲れていて(ただの呑み過ぎです)ずいぶん止めようかとも思ったけど近所のカフェに観戦へ。テレビが無いもので。

始めて入ったそのカフェは…ずいぶん静かで、ちょっと年齢層高いかな?って感じの客層。とりあえず席に座って、もう始まっていた試合に集中。

ドイツチームはもちろん優勝候補一番手。勝利を確信してのうのうとしているドイツ人に混じって、一人の日本人…
日本チームが一点入れた後、ドイツのシュートが外れる度にだんだん大騒ぎになって、ほぼ“チクショー”状態に。

で、勝ったじゃん!

気を良くした私は次のスウェーデン戦も見る気満々。今度はもう少しにぎやかな場所にしようと、友人と一緒に別のカフェへ。いつもならサッカーのある日は満員で、席なんて無いのにガラガラ。しかも他のお客さんはカフェに来てた。ここでもただ一人の日本人。

カフェに入ってまず、試合が見られる事を確認。真っ正面の席に座りヨウヨウと。

で、勝ったじゃん!

もう、こうなったら次も行くかぁ~!
という訳で、今度はわざわざ電車に乗ってSchanzeまで行き、日本人の友人と観戦。知らなかったけど彼女はかなり詳しくて、しかも日本の勝利を確信して、ちと怖いくらいだった。

私はサッカーの事は分からないので、いろいろ教えてもらいながら、へぇ~とか言ってビール、彼女はハンバガー。アメリカを食ってやるってことか?

で、勝ったじゃん!っていうか優勝だよ、ワールドカップ、優勝だよ!!!

チビの日本人二人で大騒ぎ!やったぁ~!!!

次の日は私はもう話す気満々。
ドイツが負けて以来全く興味を失っているドイツ人相手に、あのね日本がねぇ~と、どんなに嫌がられようと話つづけました。
試合は見なかった(忘れていて)けど、テレビのハイライトで見たから、とかいっても容赦なしに、それでねぇ~

だいたいドイツが負けた瞬間から、興味ゼロ。スウェーデン戦にいたっては、“どっちが勝ったの?”ときた。

ドイツ戦に勝った翌日、道を歩いていると“1対0!”って声を掛けられました。うれしくてアリガトー!と大きく返しました。みんなきっと日本は優勝するよ、くらい言ってくれました。

サッカー観戦した全てのところで日本人は他に居ないのに…おめでとうくらい言えっ…そこのドイツ人!

2011年7月1日金曜日

行きあたりばったり通信 栖の巻き

人のお宅を訪ねるといつも、すごくイイと思います。でも、空っぽの部屋を見てイイと思った事はないです。

近所のお宅を訪ねました。この通りなら知っている。でも上から見ると違うんだなぁ。
そこが、チビの私がビックリするくらい天井が低かった。住人が背の高い人でなんだか小人の家に住んでるみたいでした。白雪姫と七人の小人?

お願い事があって急に訪ねたので、始めは迷惑そうだったけど結局日本茶まで出してくれました。最初怖かったけどいい人なんだな。

天井のランプシェードも本棚の絵もお手製でなんだか丁寧な暮らしぶりを感じたのでした。

そして更に近くのお宅を訪ねました。近くとは知っていたけどこんな近いんだぁ!
小さい屋根裏部屋のようで、天井が途中から斜めになってる。その突き当たりの窓からは知らなかった、こんなに木がいっぱい。

大きくないのに、暮らしている様子がすごーく、すごーくヨカッタ。部屋の中のどれもこれもが大切にされている感じした。

ご馳走になった和食もおいしかった!
私は赤毛のアンを思い出していました。

人が来る前に“驚かないでね”っていつも言います。本当にいつもより散らかってる時に限って人って来るもので。私は笑っちゃうけど、きっとお腹ん中で驚いているよ。絵をちょうど渡した後とか、作品もないしただ散らかってるだけ。これは自分目線なので人から見たら同じかも…

きっとそうだなぁ。

2011年6月30日木曜日

行きあたりばったり通信、いくつ?の巻

ドイツの少子化も深刻らしい…のですが私の周りではベビーラッシュ。お人形のような世にも可愛らしい赤ちゃんが誕生しています。小さいときは本当にカワイイ〜

住んでいる地域も赤ちゃんを見ない日はありません。地域的にもベビーラッシュ。一度などお茶したカフェに赤ちゃんが12人いた。多すぎるだろぅ、いくらなんでも。水にナニか入っているのか?と疑いたくなる程です。

ドイツの人は本当に年齢を気にしてます。だいたい150回以上は“いくつ?”って聞かれてます。日本人の年齢が判りにくいことを差し引いても多すぎないか?

電車に乗っていたら向こうから来た人にいきなり歳はいくつか?聞かれました。こんなんありかよ…ただ近づいてきて、だよ。

素直な私は答えちゃったんだけど。

で、長いこと同じ返事をしている気がして、もしかしたらもう一個大きくなっているんじゃないかと改めて数えてしました。3歳や5歳じゃあるまいし、そんなに一年で何回も自分の年齢を口にすることはないんだなぁ。

2011年6月25日土曜日

行きあたりばったり通信、ここで再開の巻

長いこと書きませんでしたが、ここで再開します。
いろんなことがありました。良いことも良くないことも山ほど。そういう日常でした。時間の流れがまったく、さらに遅く感じられます。あれは一週間前なの?もう本当に何ヶ月も前の気がするのに…そんな風です。


昨日は本を読んで過ごしました。「モモ」ミヒャエル・エンデ作。ドイツの作家さんだったのを知らなかった。友人のお宅でおなじ表紙を見付けて嬉しくなった。もちろんドイツ語で読めるわけもないので、日本語の本を借りました。読んでいるうちに悲しくなった。読み終わって泣きたくなりました。でも、泣かないよ。


小説を読むもの映画を見るのもここで始めた習慣です。ハンブルグの暮らしは前より時間があるのか?


また、相変わらずのお肉とビールの日々を行きあたりばったり書いていきます。